令和3年度 第1回アンケート「文化財(歴史文化資源)の保存や活用について」アンケート結果
1 テーマ・趣旨
文化財(歴史文化資源)の保存や活用について
平成31年4月の改正文化財保護法の施行により、文化財はこれまでの保存に加えて、活用をより行っていくことになりました。そのため、本市では現在、文化財の保存・活用を進めていくための「四日市市文化財保存活用地域計画」を作成しています。今回のアンケート調査では、文化財(歴史文化資源)の保存や活用に対する皆さんのご意見をお聞きします。
[参考資料]
四日市市文化財保存活用地域計画かわら版 第1号
四日市市文化財保存活用地域計画かわら版 第2号
2 実施時期
令和3年11月12日(金)~11月24日(水)
3 調査方法
モニターとして登録していただいている皆さんを対象に、インターネットを通じて回答していただきました。
対象者数(アンケート案内メール送信者数) 397名
回答者 208名 回答率 52.4%
4 担当課
広報マーケティング課
5 調査結果について
グラフデータの少数第2位を四捨五入していますので、割合の合計が100%にならない場合があります。
掲載した文章は、回答のあった原文のまま掲載しています。
問1.登録時に発行されたユーザーIDとパスワードを入力してください
回答者のユーザーID、パスワードをお答えいただきました。
問2.あなたの性別に当てはまるものを次の中から1つお選びください

問3.あなたの年齢について、次の中から当てはまるものを1つお選びください


問4.あなたのお住まいの地区にあてはまるものを次の中から1つお選びください

問5.本市の文化財(歴史文化資源)に関心はありますか

【考察】
「関心がある」(31.3%)「どちらかといえばある」(44.7%)と回答した人は合わせて76.0%であり、関心をもっている市民が多いと言えます。しかし、全体の約4分の1の人は、関心が薄いと考えられます。文化財は、指定されていなくても、私たちが長い歴史の中で大切にしてきた身近なものと言えますので、ぜひ関心を持っていただきたいと思います。
問6.【Q5で「関心がある」「どちらかといえばある」と回答した人にお尋ねします】
関心がある理由はなんですか(複数回答可)

【その他(具体的な内容をご記入ください)】※原文ママ
- 歴史が好きだから
【考察】
「貴重なもので、未来へ継承すべきもの」(64.6%)「寺社仏閣や彫刻・仏像などが好き」(53.2%)「身近なもので、愛着や誇り、魅力を感じる」(45.6%)「まちづくりや観光資源として重要」(42.4%)と回答している人が多く、文化財の持つ価値や保存・継承することの大切さを認識する市民が多いことがうかがえます。その一方、「地域の伝統行事に関わっている」(7.6%)という回答は少なく、関心はあり、文化財の価値を認識しているものの、実際には伝統行事に関われる人は少ないのかもしれません。
問7.【問4で「どちらかといえばない」「関心がない」と回答した人にお尋ねします】
関心がない理由はなんですか(複数回答可)

【その他(具体的な内容をご記入ください)】 ※原文ママ
- 関心がない理由を問われると難しい。面白いと思うかどうかは個人の感性なので理由はないと思う。
- そもそも市内の文化財を知らないから
- キャリアとして歴史、文化ジャンルを得意としていない。
【考察】
「生活に関連がない」(52.0%)「身近に触れることがない」(44.0%)「時間がない」(30.0%)という理由が多いです。本市に住みながらも市の歴史文化とは関わりがなく、毎日の生活に忙しく、関心も持てないことが考えられます。身近なところに文化財があることを周知する必要があると言えます。
問8.「四日市市の歴史文化」と聞いて思い浮かぶものは何ですか(複数回答可)

【その他(具体的な内容をご記入ください)】 ※原文ママ
- 富田一色町のけんか祭り
- 四日市港
- あまり思い浮かばない
- 文化財は何?と問われても出なかったけれど、答えの中に知っていた物があった
- 亀山製糸
【考察】
「東海道などの歴史的な街並み」(66.3%)の回答が多いのは、現在も生活道路として本市を南北に通る東海道などが、生活に密着し馴染み深いためと思われます。「久留倍官衙遺跡」(47.1%)や「鯨船行事」(45.7%)は「広報よっかいち」の特集に掲載したり、イベントを開催したりするなど、情報発信している効果とも考えられます。古墳や遺跡、神社・仏閣、伝統産業など、おそらく身近にあるものが、歴史文化として捉えていただきやすいと思われます。歴史文化は、難しいものではなく、身近にあり日常の営みの中で息づくものであることの情報発信にさらに努めていきたい。
問9.日常生活の中で歴史文化資源に接する機会は何ですか(複数回答可)

【考察】
「博物館などでの展示」(55.8%)「旅行・観光」(52.4%)の回答のように、外に出ることによって、歴史文化に接するという一方、「地域で行われる伝統行事」(40.4%)という身近なところで歴史文化に接しているという回答もありました。生活様式の多様化のなかで、家庭で年中行事などのイベントはあまり行われないかもしれません。テレビやラジオ、新聞やインターネットからでも、歴史文化に触れ、関心を持てるように情報発信に努めていきたいです。
問10.本市では、市民の皆さんにご協力いただき、本市の歴史や文化を保存や継承、活用を進めていく必要があると考えています。進める上で、特に重点を置くべきだと思うものはなんですか(複数回答可)

【その他(具体的な内容をご記入ください)】※原文ママ
- 石取り祭りなどの練習や本番での騒音による近隣住民への対策及び配慮。
- 以前にあった街角博物館のように、一部しか参加出来るモノでなく、継続的に参加でき敷居も低いのがあるといい。
- 何もない
- 私は、公報で市内の歴史的建造物や史跡等の情報により、頻繁に出向いております。又、市内各所に中世の城址、地名のいわれなどが記された石碑その他があります。それらを歩き巡り、小さな発見、大きな発見をする度に「知る喜び」を感じております。是非、継続して頂きたいと願います。
- 情熱を持ったキーパーソン
【考察】
「歴史文化や自然環境の次世代への継承」(63.5%)の回答が一番多く、継承することの大切さを認識していただいています。「地域ごとの特色を生かしたまちづくり」(37.0%)「日常生活の中で接することができる活用」(31.3%)の回答も多く、自分の住む地域の特色を生かして身近なところで歴史文化の活用に取り組んでいけるように進めていきたい。
問11.歴史文化資源の保存活用について力を入れるべき取り組みだと思うものはなんですか(複数回答可)

【その他(具体的な内容をご記入ください)】 ※原文ママ
- 無償でなく一定金額を徴収する事で、提供者の金銭的負担の軽減と利用者のモラルやマナー維持に繋がる。
- 高齢者からの知恵を継承する
- 東海道
- 関連した「道の駅」
【考察】
保存活用のための具体的な取り組みとして、「建物や仏像などの保存や修理」(69.2%)「小中学校等との連携」(38.9%)の回答が多く、形あるものの保存や子どもたちへの継承に向けて学校教育との連携の重要性を理解いただいていると言えます。また、担い手の育成や観光資源、防犯・防災への取り組みにも力を入れるべきとの回答も多いことから、今後ともこうした取り組みに力を入れていきたい。
問12.歴史文化資源の保存活用のために、どのような取り組みであれば、協力できると思いますか

【その他(具体的な内容をご記入ください)】 ※原文ママ
- 例え身体的ハンディがあっても、伝統産業の後継者育成や弟子入り制度に申し込めるようにする。定期的募集と明確な費用や拘束時間を最初にハッキリ提示する。
- 関心はあるも高齢の為むり
- 歴史的価値のあるものの魅力を若い世代をはじめ皆に印象付け広げていくかなどのアイデアの提案
- モニター
【考察】
「イベントへの参加」(65.9%)との回答が一番多いです。まずは参加の上、歴史文化を知っていただき、その価値や魅力に気づいていただけるよう、イベントにも配慮していきたい。「ボランティアとして支援」(29.3%)「草刈りなどの環境保全活動」(21.2%)のようにボランティア活動による支援という回答もあり、保存活用する目的や内容などを明確にしてボランティア活動に関わってもらえるように、情報発信していきたい。
問13.本市では現在、歴史文化資源の保存活用のための「四日市市文化財保存活用地域計画」を作成しています。この地域計画について関心はありますか

【考察】
「関心がある」(23.6%)「どちらかといえばある」(49.0%)と回答しているが、4人に1人は関心があまりない状況であると言えます。策定中の「四日市市文化財保存活用地域計画」をいろいろな媒体を使って情報発信していきたい。
問14.歴史文化資源を活用したまちづくり(地域づくり)に関する提案、期待、要望等があれば教えてください
結果
今回のアンケート結果から、まだまだ本市の歴史文化や文化財について知られていないことが分かりました。コンビナート等の勤務のため転勤してそのまま本市に住むことになった市民も少なくはなく、本市で生まれ育った市民でさえも、本市の歴史文化のことを十分には気づいていないと思われます。まずは「知ってもらう」ための効果的な情報発信が必要です。また、次世代への継承や担い手不足などの課題や学校教育との連携の大切さについてご認識もいただいており、「四日市市文化財保存活用地域計画」においては、そうしたことが反映できるように策定してまいりたいと考えております。【問14】でいただいた歴史文化資源を活用したまちづくりについてのご提案も検討させていただきます。