令和7年度 第3回アンケート「認知症について」アンケート結果
1 テーマ・趣旨
認知症について
四日市市では、市民・事業者のみなさんの認知症への関心を高めるとともに、認知症になっても自分らしく暮らすことのできるまちの実現に向けて、令和4年8月に「四日市市認知症フレンドリー宣言」を発表しました。また、令和8年度から「四日市市認知症施策推進計画」がスタートし、宣言の実現に向けて、認知症当事者の生活に関わるさまざまな人や団体と一緒に取り組みを進めていく予定です。
今後、取り組みの進捗を評価するにあたり、認知症に関する市民の皆さまの認識について現状を把握するため、アンケート調査を行いました。
2 実施時期
令和8年3月4日~13日
3 調査方法
モニターとして登録していただいている皆さんを対象に、インターネットを通じて回答していただきました。
対象者数(アンケート案内メール送信者数) 652名
回答者 249名 回答率 38%
4 担当課
高齢福祉課
5 調査結果について
グラフデータの少数第2位を四捨五入していますので、割合の合計が100%にならない場合があります。
自由記述などの文章は、回答のあった原文のまま掲載しています。
問1.登録時に発行されたユーザーIDとパスワードを入力してください
回答者のユーザーID、パスワードをお答えいただきました。
問2.あなたの性別に当てはまるものを次の中から1つお選びください

問3.あなたの年齢について、次の中から当てはまるものを1つお選びください

問4.「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」を知っていますか。

【考察】
認知症基本法を「知らない」と回答した人が85.1%であり、「知っている」を大きく上回り、認知症に関する法が策定されたことの周知がまだまだされていないことが判明しました。
問5.「四日市市認知症フレンドリー宣言」を知っていますか。

【考察】
宣言を「知らない」と回答した人が75.5%であり、「知っている」を大きく上回り、本市独自の宣言について周知がまだまだされていないことが判明しました。現在も行っている認知症サポーター養成講座などにおいて、より積極的に周知に努めてまいります。
問6.認知症は誰もがなりうると思いますか。

【考察】
「そう思う」「ややそう思う」と回答した人は96.4%であり、「あまりそう思わない」「そう思わない」を大きく上回り、認知症は誰もがなり得るという認知症に関する知識が多くの人に周知されていることが分かりました。
問7.認知症になったら、何も分からなくなると思いますか。

【考察】
「そう思う」「ややそう思う」と回答した人は59.1%で、「あまりそう思わない」「そう思わない」と回答した人をやや上回り、認知症になるとわからなくなることが多くあると感じている人がやや多いことが分かりました。
問8.認知症になったら、何もできなくなると思いますか。

【考察】
「そう思う」「ややそう思う」と回答した人は50.2%で、「あまりそう思わない」「そう思わない」と回答した人とほぼ同数で、認知症になっても何もできなくなるわけではないと感じている人が半数いることが分かりました。
問9.認知症になってからも、地域の中で、何らかの役割を担うことができると思いますか。

【考察】
「そう思う」「ややそう思う」と回答した人は56.7%で、「あまりそう思わない」「そう思わない」と回答した人をやや上回り、認知症になっても何かの役割を持って活躍できると感じている人がやや多いことが分かりました。
問10.認知症になってからも、地域の支援があれば自宅での生活を長く続けられると思いますか。

【考察】
「そう思う」「ややそう思う」と回答した人が78.3%で、「あまりそう思わない」「そう思わない」と回答した人を大きく上回り、適切な支援と周囲の理解があれば、住み慣れた地域で暮らし続けられるという期待が高いことが分かりました。
問11.認知症になってからも、共に支え合える友人・仲間とのつながりを持つことができると思いますか。

【考察】
「そう思う」「ややそう思う」と回答した人が71.9%で、「あまりそう思わない」「そう思わない」と回答した人を大きく上回り、認知症になっても友人・仲間とつながりを持ち続けることが可能と感じている人が多くいることが分かりました。
問12.あなたが暮らす地域では、地域生活のさまざまな場面で、認知症当事者の意思が尊重されていると思いますか。

【考察】
「そう思う」「ややそう思う」と回答した人が21.3%で、「あまりそう思わない」「そう思わない」を大きく下回り、地域生活において認知症当事者の意思の尊重がまだまだ実現できていないと考えている人が多いことが分かりました。
問13.あなたが暮らす地域では、認知症当事者が望む生活が継続できていると思いますか。

【考察】
「そう思う」「ややそう思う」と回答した人が22.5%で、「あまりそう思わない」「そう思わない」を大きく下回り、認知症当事者が望む暮らしの実現が未達成となっていると考えている人が多いことが分かりました。本市では、当事者の得意なことややりたいことを一緒に楽しみながら実現する「ステップオレンジ」という活動などを通じて、当事者の望む暮らしの実現に努めており、この取り組みを推進していきます。
問14.あなたが暮らす地域では、認知症当事者が自分らしく暮らせると思いますか。

【考察】
「そう思う」「ややそう思う」と回答した人が24.9%で、「あまりそう思わない」「そう思わない」を大きく下回り、認知症当事者が自分らしく暮らせる環境がまだ整っていないと感じる方が多いことがわかりました。今後、本市の発出した認知症フレンドリー宣言に基づき、認知症バリアフリーなまちづくりや社会参加の促進などに尽力し、認知症当事者が住み慣れた地域で自分らしく暮らせる環境づくりに努めていきます。
問15.日常生活や社会生活のさまざまな場面で、認知症当事者の想いを聞くことは大切であると思いますか。

【考察】
「そう思う」「ややそう思う」と回答した人が88.8%で、「あまりそう思わない」「そう思わない」と回答した人を大きく上回り、大多数の人が認知症当事者の想いを聞くことが大切であると感じていることが判明しました。
問16.自分が認知症になった時に、どのような地域であれば暮らしやすいと思いますか。
結果
今回のアンケートでは、認知症を「誰もがなり得る自分事」と捉える市民が9割を超え、非常に高い関心が示されました。
意識面では、「何も分からなくなる」「何もできなくなる」という不安を感じる人が約5割に上る一方、7割以上の人が「地域の支援があれば自宅で長く暮らせる」「友人・仲間とのつながりを持てる」と回答しています。このことから、適切な支援と周囲の理解があれば、住み慣れた地域で暮らし続けられるという期待が高いことが分かりました。
一方で、「四日市市認知症フレンドリー宣言」の認知度や、当事者の意思尊重、自分らしい暮らしの継続への評価には課題も見受けられます。自由意見では、制度の充実以上に「周囲の理解」や「日常の声掛け」を求める声が多く寄せられました。
本市では、令和8年4月から「四日市市認知症施策推進計画」をスタートしました。本結果を受け、「認知症基本法」や「認知症フレンドリー宣言」の理念、および「認知症になっても、一人ひとりが個人としてできること、やりたいことがあり、希望を持って自分らしく暮らし続けることができる」という、「新しい認知症観」を積極的に周知啓発していきます。
加えて、認知症当事者を含むみんなが住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう、企業などと連携した認知症バリアフリーな製品・サービスの創設や、身近な地域で気軽に社会活動に参加できる環境づくりなどに、引き続き取り組んでいきます。